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NLPでコミュニケーション力を上げる

  • 何一つ覚えてません
  • 誰もいない?
  • 質問の前提は?
  • 言葉の前に
  • コミュニケーションの目的は?
  • コミュニケーションの結果は何で計る?

何一つ覚えてません


NLPを学ぶ方には、対人関係や感情のコントロールなどの面で自分を高めようとする



方が多くいらっしゃいます。



成長するという気持ち、あるいは周りの人のもっと役に立ちたいという気持ちなどが


感じられます。




そんな気持ちから、自分に厳しくなりすぎる方もいらっしゃいます。


「NLPを学んでも、ちっとも身についてないんですよ」


そんな事を言われたりします。


私から見ると、明らかに新しいスキルを学び、上達しているのですが、


評価基準が高いのでしょう、満足されていないようです。




更に上達したいという気持ちはとても役に立つものですので、


その気持ちを持ち続けるためにも、出来ていることは正当に評価して


ほしいと思います。




私はこんなことを言ったりします。


「そうですね。私から見てもちっとも身についていませんよ!


これまで教えてことは何一つ覚えていませんね。


何一つ使いこなしていません。


NLPはあなたには難しすぎます。


人生の残り時間全てを使っても、到底ものにすることはできませんよ!」




ここまで言うとみんな素で言い返してきます。


「そんなことないですよ。


私にだって出来ていることがあるし、段々上達してますよ!」




シメシメとほくそ笑むのです。



 

誰もいない?






バージニア・サティアという家族療法の創始者が、クライアントとカウンセリングをしているビデオがあります。









「母は私のことを一度も愛してくれた事がないのです!」 と、クライアントは泣きながら訴えています。





「只の一度も無いの?」 サティアはクライアントの手を握り、優しく尋ねます。





「一度もありません!」





「あなたが1才の時に、食事を食べさせてくれたり、お風呂に入れてくれた人はいた?」





「誰もいません!」





「・・・ハニー・・・、それは私には信じられないわ。1才の子どもにはご飯をあげたり、きれいにしてあげたりする人が必要なのよ」









少し笑えるほど、クライアントは思いこみが激しい人のようです。





私たちが同じように「一度も~ない」と言っている時、私たちはその言葉に反する現実が見えなくなります。





「一度もうまくいったことがない」と言っていると同時に、うまくいかなかった事実を一生懸命探し始めます。





自分の言葉が正しい証拠を沢山見つけます。





そして、「一度もうまくいったことがない」ことを証明しようとするのです。









そんな時に「本当に一度もないの?」と質問されると、そうではない事実を探し始めます。





1つの質問が現実を明らかにするのです。







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ポイントは、





★★★ 「誰もいない?」 ★★★





です。





1つの質問が現実を明らかにしてくれるかもしれません。


質問の前提は?



社内にコーチングの制度を取り入れている企業も多くあるようです。


上司が部下のコーチとして会話している場面を想像してください。




「どうも仕事を正確に行うのが苦手なんです」と部下。


「なぜ仕事を正確にやることができないの?」とコーチ。


「多分、注意力が足りないのではないかと思います」


「では、注意力を上げるにはどうしたらよいと思う?」


「そうですね・・・睡眠を十分にとって仕事に集中したいと思います」




このように目標や問題を抱えている当事者に対処方法を考えてもらう質問をするのがコーチの役割です。


しかし、質問の仕方によっては、逆効果ということもあります。


上の会話で何がうまくいっていないか分かりますか?




部下は「仕事を正確に行うのが苦手」と言っています。


苦手というのは得意ではないという意味で、必ずしも常にできないという意味ではありません。


ところがコーチは、「なぜ仕事を正確にやることができないの?」と質問することにより、


”部下が仕事を正確に行えないこと” を前提としてしまっています。


そこから先の会話はこの前提をベースとして成り立っています。


結果として、部下は自分は仕事を正確に行えないという意識を持ち、その状態で行動をしていくことになるのです。




ではどうすればよかったのでしょうか?


「具体的にはいつ何を正確にできなかったのですか? 正確にできていることは何ですか?」と


コーチは、部下が「苦手」と大括りに言っていることに対して、具体的な出来事を聞いていくべきです。


そこで始めて、何がうまくできていなくて、うまくできていることは何なのかが分かります。


事実が分かってこそ、適切な行動を考えることができるのです。




全ての質問には、質問を成り立たせるための前提があります。


前提が相手を力づけるものなのか、相手の力を失わせるものなのかによって、会話は大きく変わります。



+++++++++++++++++++++++++++++++



ポイントは、


★★★ 「質問の前提は?」 ★★★


です。


質問の前提に注意することにより、会話をより有意義なものにすることができるかもしれません。


 

言葉の前に



上司と部下が会話をしている場面を想像してください。




「A社の提案はどうだった?」


「時間をかけて担当者と信頼関係を築けたので、ようやっと課長にご説明する機会がもらえました」


「そう。それで結果は?」


「提案の内容は理解していただけたようなんですが、今すぐに採用はできないとのご回答でした」


「なんで? 彼らのニーズには応えるように提案したの?」


「はい。商品品質、納期、価格も条件を伺っていたので、それに応えるように提案したのですが、


今すぐに現在の業者を変えるのは難しいとのことでした」


「なぜ変えられないの? 我々の熱意が伝わっていないのではないの?」


「一生懸命やっているのですが。。。すみません」


「次回は私が行くから、一緒に来なさい」


「はい。。。すみません」




みるみると部下の方が落ち込んでいきます。


上司が部下から情報を得いるだけでは、と考える方もいるかもしれません。


そうなのですが、問題は、上司の方の見方にあります。




彼は部下を、「能力のない信頼できない部下」と見ています。


だからこそ、できていない事を想像し、批判的に質問するのです。




もし、上司が部下を、「能力のある信頼できる部下」と見ていたらどうでしょう。


「なぜ変えられないの? 我々の熱意が伝わっていないのではないの?」


ではなく


「君がいつものようにしっかりと説明して十分納得してくれたのに、業者を変えてくれないのはなぜだろう?」と、


部下の仕事を認めた上で更に状況を詳しく聞いたり、部下の考えを引き出すことができたかもしれません。


部下は自分の仕事を認められた感じを持った上で、更に必要なことを考えたり、アドバイスを聞く姿勢を持ったりするかもしれません。




相手に対する見方は言葉に反映されすし、相手はその言葉と態度に反応します。


たとえ言葉を繕ったとしても、見方や態度は伝わるのです。



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ポイントは、


★★★ 「言葉の前に」 ★★★


です。


相手に対する見方しだいで、言葉や伝わるものが変わるかもしれません。


それではまた。



コミュニケーションの目的は?




先日、とある集まりに、お父さんと3・4才の男の子がいました。


男の子は座敷に座っているお父さんの背中によじ登って遊んでいます。


お父さんは立ち上がり、男の子をおんぶして歩き回り始めました。


「肩の上に足を乗せて座ってみな」と、お父さん。


「やだよ。怖い」と、男の子


「そうか」と、お父さんはあっさりしてます。




しばらくするとまた、男の子は座敷に座っているお父さんの背中によじ登って遊んでいます。


「肩の上に足を乗せて座ってみな」と、座ったままのお父さん。


「こう?」


「そうそう」


男の子がお父さんの肩に座りました。


「立つよ」


お父さんはゆっくりと立ち上がり、歩き始めました。


「動かないで。怖い」


「じゃあ、ここに止まっているね」




しばらくすると、


「少し、動いていいよ」と、男の子。


お父さんはゆっくりと歩き始めました。




最初に男の子が、立ったままのお父さんの上で肩車になるのを怖がった時に、


無理にやらせるお父さんもいるかもしれません。


肩車で歩かれるのを怖がっていた時に、慣れさせようと歩いていたかもしれません。


その方法でも結局はうまく行っていたかもしれません。




しかし、お父さんが望んでいたのは、子どもが肩車をできるようになることだけではなかったようです。


子どもが楽しむこと、そして自分も楽しむことだったように思えます。


そのために、男の子の反応を見ながら、楽しんでいたように見えました。




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ポイントは、


★★★ 「コミュニケーションの目的は?」 ★★★


です。


本当になにが得たいのかがはっきりしていれば、柔軟な対応を取れるかもしれません。



コミュニケーションの結果は何で計る?



あるセミナーを受講した時のことです。


お昼休みが終わり、午後のセッションが始まりました。


「ここは大事なところですよ」と、講師の方は前置きをして話し始めました。


しかし、食事直後ということもあり、目をつぶり始めた人が何人か見えました。


もう少しして周りを見ると、明らかに睡眠状態に入っている人がいます。


講師の方は、それでも一生懸命に話しをしています。熱心さが伝わってきました。


しかし、昏睡状態になる人は徐々に増えていきます。


結局、彼らが目を覚ましたのは、休憩時間になった時でした。




この話しを聞いて、


「講師が下手だったのだろう」とか、


「話しが難しすぎたのだろう」と考えるかもしれません。




では、これはどうでしょうか?




「この間、お願いした資料、どうなっている?」


「はい・・・これです・・・」


「これ? お願いしたことと全然違うじゃない! あの時、きちんと説明したでしょ」


「はあ、分からないところが有ったので、考えてはみたのですが・・・」


「その事も、ちゃんと説明したはずですよ!」




この事例では、「作業者の方の理解力が足りなかった」とか、


「作業者にとって荷が重い仕事だった」と考えるかもしれません。




どちらの例でも、話し手の話し方が悪かったとも言えますし、


聞き手の理解が足りなかったとも言えます。




原因が何にせよ、問題は相手が聞いていない、理解していないというところにあります。


NLPには、「コミュニケーションの結果は相手の反応である」という前提があります。


あなたがいくら一生懸命に話そうが、懇切丁寧に説明しようが、相手が分からなかったら、


そのコミュニケーションとしての結果は何もありません。




原因を相手に求めることは可能です。


しかし、コミュニケーションによって欲しい結果は、相手の行動であったり、理解であったり、


共感してもらうことであるはずです。


この結果が得られていないとき、得られそうにないとき、その事に気づく必要があるのです。



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ポイントは、


★★★ 「コミュニケーションの結果は何で計る?」 ★★★


です。


コミュニケーションの結果として、相手の反応に気がつけば、違う対応を取れるかもしれません。



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