自分の自己イメージは、繰り返し言う言葉で作れるのです。
先日、あるワークショップに参加していました。
最近、困っていることを話すワークで、私が話す番でした。
「私はジャイアンツ・ファンなんです。
ジャイアンツは一時期、負けてばかりだったのですが、最近調子がいいんです!
ついにタイガースに追いついて、首位争いをするようになってから、野球の結果が気になってしかたがないんです。
仕事をしていても、3分に1回くらい、インターネットで途中経過を確認してしまうんですよ~」
すると、ペアを組んでいた女性は明るく、
「くだらない悩みですね~」と笑いました。
別のワークの時に、また彼女とペアになりました。
また、困っていることを話すワークです。
彼女が話し出しました。
「私、人前で言いたいことが言えないのが悩みなんです」
?? 言いたいことが言えない ??
?? 人の悩みは、「くだらないですね~」と言い放てるのに ??
後で、彼女と話しました。
「私とのワークの時には、くだらない、って言ってたでしょ。
だから、人前で言いたいことが言えない、って話していたとき驚きましたよ」
「う~ん。
そうですね。
今日は、話しやすい人ばかりだから、大丈夫かも」
彼女が人前で言いたいことが言えない時もあるのでしょう。
別に疑っているわけではありません。
それでも私には、彼女が悩むほど言いたいことが言えない人とは思えませんでした。
自分自身で、自分はこういう人だと思いこんでいることと、人が思うことは別なのです。
彼女自身が、言いたいことを言っている時にフォーカスすれば、違う自分のイメージを持つかもしれません。
+++++++++++++++++++++++++++++++
ポイントは、
★★★ 「いつも?」 ★★★
です。
自分の悩みが起きていない場面を確認してみると、違う自分が発見できるかもしれません。
先日、ある管理職の方とお話しをしました。
その方は、同僚がミーティング等で常に自分をアピールするような言動をするのを
快く思っていませんでした。
「この間も、彼はプレゼンテーターを責めるような意地悪な質問をしてました。
彼はいつも、ミーティングや勉強会の時に、自分の知識や経験をひけらかすように
質問や発言をするのです。
私は、せっかくプレゼンした人が、意気消沈するような発言をしてほしくないのです。
プレゼンしてよかった、またやろうと、モチベーションが上がるような場をつくりたいのです」
「その方がそのような発言をしない場面はありませんか?」 と私。
「2人で話しているときや、インフォーマルな集まりの時はそうでもないですね」
「そうなんですね。では、彼はミーティングで知識や経験をひけらかすような発言をすることで
何を得ていると思いますか?」 と私。
「自分が能力をあることを見せたいのでしょうね」
「能力があることを見せることで、彼は何を得ていると思いますか?」
「うーん・・・、部下に能力のある上司と認めてもらい、信頼と仕事のやりやすさを得ている
のかと思います」
「そうかもしれませんね」
「そう思うと、彼は彼なりに頑張っているのだな、と少し思えますね・・・」
+++++++++++++++++++++++++++++++
ポイントは、
★★★ 「その行動でなにを得ていますか?」 ★★★
です。
あなたの苦手な相手、イヤな行動をする人が、なにを得るためにそうしているのか、
その事に気がつけば、少し許せるようになるかもしれません。
前のエントリー
肯定的意図を知るで、自分が望まない行動や習慣の背後にも肯定的意図があるというお話しをしました。
その続きです。
自分の行動や習慣が、望む通りになっていないとき、つい自分を責めてしまうことがあるかもしれません。
「なぜ、自分はいつもこうなのだろう」
「どうして、きちんとできないのだろう」
そんな言葉を発しているかもしれません。
しかし、その行動や習慣の背後には肯定的意図があるということを、前回お話ししました。
その肯定的意図を持っている自分の一部を、ひとりの人間と思ってください。
あなたのためになるだろうと、一生懸命頑張っている人です。
その昔、その人が頑張り始めた時、その行動は確実にあなたのためになっていたのです。
今でも役に立っている時があるかもしれません。
あるいは、今となっては、あなたのやりたい事の妨げにしかなっていないのかもしれません。
いずれにせよ、頑張りが空回りしていても、その人はあなたのために愚直に一生懸命なのです。
その人は自分のやっている事しか見えないのです。
頑張りがあなたの妨げになっている時があることを知らないのです。
いつもスタンバイしていて、あなたのためになるだろうと思う状況が来ると、すぐに一生懸命頑張るのです。
そんな人に、あなたは、
「なんでいつもそれしかできないのだ!」 と怒ったり、
「もっとちゃんとできないの?」と嫌みを言ったりしますか?
そんなに愛情のないことを言いますか?
「いつも頑張ってくれてありがとう」とお礼を言ったり、
「これまで、本当にありがとう」とねぎらったりしたらどうなるでしょう。
そして、あなたはその人がいつも見守ってくれていた事を温かく感じるかもしれません。
<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<
ポイントは、
★★★ 「自分の中の人にお礼を言う」 ★★★
です。
あなたが気づいていないところで、あなたは一生懸命頑張っていることに気づくかもしれません。
自分に自信がない、自分の価値が分からない、自分のことが好きではない。
自分について、こんな認識があると、様々な障害が起こることがあります。
・自分の欲しいものが分からない
・自分の意見を主張できない。
・頼まれると、したくないと思っていても、断れずにしてしまう。
自分はこれでいいんだ!と心から思えると、人は欲しいものを手に入れる行動を起こす勇気を持つことができるのではないでしょうか。
自分に自信がないと、こんなネガティブな思い込みも出てくるかもしれません。
・自分は、そんな大それたものを欲しがったり、なりたがったりする価値や資格がない。
・そんなことを思ってはいけない。
・どうせ、そんなことはできない。
・断ったら嫌われるから、頼まれたことはやらなくてはならない。
多くの人は、自分は普通の人間だ、と思っていますが、普通の人はすごい力を持っています。その証拠に、 人は、人生の様々な体験から、一瞬にして学びを得て、それを習慣化できます。
例えば、
・高いところから落ちて痛い目にあったから、高所恐怖症になる。
・ししとうを食べたら、辛いものに当たったため、ししとう嫌いになる。
・子供の頃近所に住んでいた雷おやじがヒゲもじゃだったから、ヒゲの人には近づきたくない。
・風邪をひくと家族がやさしい声をかけてくれたり、好きな果物を食べさせてくれたりしてくれたから、よく風邪をひくようになる。
なんとなく、あの人は苦手だ、とか。止められない癖がある。鼻炎やアレルギーなどの持病がある。
このような場合、その現象・症状の裏には、過去の体験から作られた理由がある可能性があります。
NLPでは、この理由を肯定的意図と呼びます。
今では困った現象・症状でも、過去にはあなたの人生・生活において肯定的な理由をもっていたものです。
あなたを危険から守ったり、傷つかないように保護したり、安心感を得るために始まったものです。
肯定的意図を明らかにし、認めた上であれば、別の行動を取ることも可能になります。
そして、あなたが、この行動を作り出した意図を理解すれば、あなたが自分のために頑張って行動を作り出したことを感謝できるようにもなるかもしれません。
一瞬で作り出した、あなたのための行動、その意味。
あなた以外の人で、それほどまでにあなたのことを考えてくれる人がいるでしょうか?
あなたは、自分が思っている以上に、自分を大切にし、自分のことを考え、様々な行動をつくってきたのです。それは無意識の世界で起こっています。
これに気づいた時に、あなたは自分に感謝し、自分をもっと好きになり、自信を持てるようになる可能性があります。
ワークとしては、6ステップ・リフレーミングを使い、あなたの行動や症状の肯定的意図を探ります。
人の目が気になって、人前で自分の取りたい行動を取れない場合があります。
例えば、
・人前で嬉しいことを心から喜こぶ。
・嫌なことをされた時に、相手に怒る。
・自分の意見を強く主張する。
こんな行動が取れない時、自分の行動を客観的に見て、人の視線で評価を下している場合があります。
・「こんなに嬉しがったら、変な奴と思われるのでは?」
・「怒りっぽい奴と思われるのでは?」
・「自分の意見が批判されるかもしれない」
こんな評価を下し、行動を控えてしまうのです。
周囲には害を与えないかもしれませんが、いてもいなくてもいい人と思われる可能性があります。
なにより、自分の行動を過度に控えることでストレスを溜めてしまいます。
上記のように、人は自分の行動すらも客観的に眺めることができます。
NLPでは、このような状態をディソシエイトと呼びます。
反対に、自分の感覚・感情・思考・行動にどっぷりと漬かりきっている状態をアソシエイトと呼びます。
両方の状態を使い分けることで、多様な視点から自分自身や人との関係を見たり、捉えたりできます。
そして、多様な視点から評価・判断することで、よりよい結果を生む行動をの選択肢が広がるのです。
冒頭の例はディソシエイトに偏っている場合の弊害です。
アソシエイトに偏っているとどうなるでしょうか? ・自分の意見が常に100%正しいと信じ、強弁する。
・感情に過敏に反応し、ささいに事にすぐに落ち込む。
・周囲の目を全く気にせず、場をわきまえずに怒る。
周囲の人に多大な迷惑をかける可能性がありまし、自分自身が怒りや悲しみ等の負の感情に過度に振り回されることがあります。
アソシエイトとディソシエイトは、NLPの基本的なスキルであり、沢山のワークの中で使われています。
ある物事に対して、アソシエイトとディソシエイトの両方を体験する1つの方法として、ポジション・チェンジがあります。
この項では、思いっきり自分を解放して感情を出す、そして客観的な立場にも立つ例として、ポジション・チェンジを紹介します。
自分を愛してくれている、または大切にしてくれている人に感謝を伝えることで、感情が湧きだしてきます。
直接は恥ずかしくて伝えられないようなことも、 このワークは1人でできるので、人の目を気にすることなく、思いっきり感情を出すことができます。
信頼できる人が協力してくれる場合は、2人で行なっても構いません。
感謝のポジションチェンジ
![]()